ウタタネ喫茶室〜思い出を振り返る②〜

昨年の4月。
ギャラリーニイクさんで個展を開きました。

見ているだけでお腹のすく、
食べ物イラストで満たされた会場。
私はこの個展で、初めての試みとなるイベントを開催したんです。

Cafe Sucre Aoyamaさん(昨年12月に閉店されました)の焼き菓子と、
マツモトコーヒーロースターズさんの珈琲豆を販売。
そして、
アコースティックユニット・OTONARIさんによるライブです!

ゆるやかに流れる時間。
安らぎに包まれた会場内は、春の陽気に後押しされてぽかぽかと優しい空気を感じます。

この日はマツモトコーヒーロースターズさんに直接お越しいただき、珈琲の販売も行いました。
珈琲の香りと音楽。
そして背景には私のイラスト…
こんなに幸せなことはありません。

今年も、そのような形でライブイベントを行う予定で準備をしていました。

しかしながら、2020年の個展は延期せざるを得ない状況に。
開催か否かの判断を迫られる中、
個展よりも先に、まずは珈琲の販売とライブの中止の決断をしました。
とても苦しい決断でしたが、大切な人たちを守るためにも必要な判断だったと思います。
時々、心が折れそうになる瞬間がありました。
ですが、そっと背中をさするように手を差し伸べてくださったのが、
OTONARIさんだったんです。

「無理のない範囲で、イベントの予定だった日に合わせて何か作れたら」

全く思いつきもしなかった、音楽とのコラボレーション。
LINEだけのやりとりでできるものなのか、わからないながらに思ったのは

「作りたい」

「やってみたい」

自分でも不思議なほど、前向きな感情が湧き上がりました。

まず題材を考え、私が歌詞の原型となる言葉やイメージを伝え、
音にしてもらい、少しずつ形にしていきました。
私が渡した言葉は支離滅裂な箇条書きでしたが、見事に私の気持ちを捉えたものでした…感激。
重なり合う声に涙が出ました。
なにを隠そう、今回の曲のテーマは「シナモンロール」であり、
私が愛する星パン屋さんの「ギャラクシィ」というシナモンロールだからです。
星パン屋さんは、先月末に閉店してしまったのですが、
シナ活アート展の時にはシナモンロールの販売をしてくださったり、
お仕事などでも常日頃お世話になっているお店でした。
(こちらについてはまた改めてブログに書きます。)

ずっとずっと残しておきたい大切な場所。
それが音楽となり、ここに一つの形として残りました。

『銀河のシナモンロール』

OTONARIさんが背中を押してくださったおかげで、
おうちで私の個展を楽しんでもらえるような時間を作ることができたんです。

それが【おうちdeウタタネ喫茶室】。

個展の期間中に毎日、なにかしら発信をする。
考えてみるとやりたいことがたくさんあって、
毎日それらを公開するたびにいただける反応に喜びを感じていました。
こんなにも充実した一週間を過ごせたのは、
ギャラリーニイクさん、OTONARIさん、星パン屋さん、応援してくださるみなさまがいてのこと。
家にいるからこそ、改めて感じられた人のぬくもり。
ネットを通じても、こんなにあたたかいんだ…とじんわり。

本当にみなさん、お力添えいただきありがとうございました。

とてもとてもとっっっても!!
楽しい一週間でした!!

通販は引き続き行っておりますし、
トップにあるダウンロードアイテムはまだ少し残しておきますので、
よかったらおうち時間を楽しんでください^^
おうちカフェのBGMにはぜひ、銀河のシナモンロールを…*

コメントはお気軽にどうぞ

名前

CAPTCHA